「原価統制の視点」でのコストダウン提案は以下のように行うことができます。
よくあちらの機械の業者が来られて、工員の方々が作業が止まっているようですが…
そうなんだよ。古い機械を修理しながら使っているからね
設備の刷新は大変かもしれませんが、修理の間は工員の方が作業をストップしています。仮に時給1,000円×5名×1時間が、月に2回あると10,000円、1年で120,000円。他、機械の修理・メンテナンス費もかかってますね?
そう考えると結構かかっているね
仮に最新の機械を設備資金で入れ替えて生産性を上げた場合、これまでのロスの人件費・修理代も加味したら、そんなに毎月返済も負担ではないのではないですか? むしろ、受注拡大のチャンスになりませんか?
実際の設備資金額や返済期間、ロスと考えられる人件費や修理費などをトータルで加味する必要がありますが、このようなアプローチは原価統制の1つの提案方法といえます